ビジネスを効率化・仕組化・自動化する専門家の佐藤裕介です。
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ついつい”ねばならない”という考え方になってしまう時はありませんか?
その理由はずばり、ビジネスプロセス(ビジネスの流れ)の理解ができていないからです。
ビジネスプロセスを理解し、このプロセスを理解した後に、はじめてあなたのビジネスの設計図を作ることが可能になってきます。
ビジネスプロセスは言葉で説明をするだけですと、理解しにくい面があるので、今日は図解を織り交ぜてご説明をしていきます。
次の図をご覧ください。
今回は、まずはインターネットビジネスの全体像と流れをご理解くださいね。
まず着目して頂きたいこと。
大きく分けて9つのプロセスがあること。
- マスマーケット(一般大衆と一番最初に接点を持つ市場)
- セグメント(興味分野)
- オウンドメディア(あなたの所有する情報コンテンツ)
- トライアル(無料のお試し)
- リードナーチャネリング(顧客への商品の必要性教育と、信頼関係を育む)
- フロントエンド商品(あなたの一番低コストの商品)
- ミドルエンド商品(あなたの売り上げを安定させるためのメイン商品)
- バックエンド商品(高付加価値商品で、顧客と長い年月お付き合いをする)
- ハイエンド商品(一生付き合える仲間であったり、共同でビジネスをやるパートナーとなっていることが多い)
では、ひとつずつ見ていきましょう。
はじめに「1.マスマーケット(一般大衆と一番最初に接点を持つ市場)」です。
マス(一般大衆)の目に触れる、あなたのことを全く知らない方との最初の接点となる情報発信の基礎となります。
マス向け広告などは、テレビコマーシャルをイメージして頂けるとわかりやすいと思います。
テレビは、視聴者の興味に合った広告はある程度は打てますが、そのものずばりの広告を打つことはそこまでできませんよね。
まあ、例えば、子ども向けのアニメのコマーシャルはランドセルとか、おもちゃとか、そういった部分で視聴者のニーズにマッチすることはありますけど。
ここの段階では「誰が見ているのかわからない」というポイントを押さえておいてくださいね。
今回例示したものは、
- YouTube(言わずと知れた動画配信サービス)
- Social media(いわゆるSNSのことですね。Facebook, Instragram, Twitterなどが日本ではメジャー)
- Market place(情報教材を販売するサイトです。日本ではまだそれほど馴染みがないかもしれませんが、例えばUdemy(ユーデミィ)ですとかSkillshare(スキル・シェア)などが有名)
- Google(言わずと知れた検索エンジンですね。ここでは所謂キーワード検索を元に、あなたの発信する情報を探してくれます)
- Blog platform(日本では、ご存じアメブロやはてなブログなどが有名でしょうか)
このマスマーケットで、あなたの情報を発信していきます。
例えば、情報発信と言えばアメブロとかFacebookとかLINEとかを推奨されています。
しかし大切なことは、あなたに本当に合っている(無理なく自然とできる)場所とやり方で情報発信をし続けるという選択肢もたくさんあるということです。
- 文字を書くのが得意な方はブログ
- 動画で話すのが得意な方はYouTube
- 音声が得意な方はPodcast
こういったように、情報発信とは言っても選択肢は本当に多いです。
あなたの視野を広げて情報発信のハードルを下げるための一助として頂けたらと思います。
(今回のも、実は極々一例です)
次の「2.セグメント(興味分野)」ですが「どのような分野で情報を発信していくのか?」ということをご理解くださいね。
例えば、
- 副業という分野
- ダイエットという分野
- スピリチュアルという分野
- お金を稼ぐという分野
- マーケティングのやり方を伝える分野
- 起業という分野
- 料理教室という分野
- エステという分野
- 住宅販売という分野
- 水回りのメンテナンスという分野
- etc…
とまあ、例を挙げればいくらでもでてきますが、あなたのビジネスはどの分野の情報を発信していきますか?
ということをご理解頂けたらと思います。
つまり、マス(一般大衆)向けに、あなたの分野に合った専門的な情報を発信し続けることで、あなたのこと、あなたの商品を知ってもらうことが可能になります。
そして、あなたの発信している情報に興味がある方(見込み客)へ次に進んでもらうために「3.オウンドメディア(あなたの所有する情報コンテンツ)」があります。
例えば、アメブロで情報発信をし続けて、あなたとあなたの商品に興味を持って頂いた時に、オプトインページ(メールアドレス登録許可を得るページ)へ登録をして頂いたり、また、WordPressなどのブログツールで、あなたご自身の所有してるブログサイトへ見込み客の方に来て頂くと。
勿論、動画が得意な方であれば、YouTubeであったり、Udemyであったりと。
動画の配信手段は色々とありますが、ここで大切なことは、あなたの所有メディアに来て見込み客の方に来て頂くことです。
この段階まで来ると、ある程度の関係性が築けているので、あなた自身も勿論、あなたの扱っている商品にも興味を持って頂ける段階に近づいています。
ここまで来ると「4.トライアル(無料のお試し)」ここからが、いよいよ、あなたの商品を提案する段階に入っていきます。
商品は、無料のものでも良いし有料のものでも良いです。
しかし、マスマーケットでの情報発信を通して、ある程度の信頼関係は築けているはずですが、まだあなたのことをそこまで良く知らない状態なので、無料で提供するのが無難です。
無料で提供する商品は、一番売りたい商品から一部を抜き出すとか、もしくは知識は全てお渡ししてしまって、知識だけではできない顧客へ向けて有料のサポートを販売するといった手段をはじめ、様々な手段があります。
無料の商品を通して、あなたのことや、あなたの商品のことを更に信頼して頂いたら、今度は「5.リードナーチャネリング(顧客への商品の必要性教育と、信頼関係を育む)」というステップに入っていきます。
ここは、基本的にはステップメール(中身は、文章でも動画でも音声でもオッケーです)を通して、じょじょにあなたの商品がなぜ必要なのか?あなたはどういった人なのかを、見込み顧客の方へ理解して頂いて、あなたのファンになって頂くステップとなります。
ここまで来ると、いよいよ「6.フロントエンド商品(あなたの一番低コストの商品)」の販売が可能となってきます。
フロントエンド商品の価格帯は様々ですが、一般的に良いとされている金額は100~3,000円程度です。
ここでようやくキャッシュインするということですね。
図でもいくつか例示をしていますが、
- 体験セッション
- セミナー
- オンラインレッスン
- オンライン会員制プログラム
こういった商品提供の仕方があります。
しかし、まだ気を抜くなかれ・笑
お金を支払うということは、無料とは次元が全く異なります。
人は、価値を感じない限りは100円でも支払いたくありません。
ですから、このフロントエンド商品(低コスト商品)で気を抜いて粗雑に作ってしまったり、商品の効果を実感できないと、この時点でせっかく今まで育て上げた信頼関係であったり、商品の必要性教育が一気に崩れてしまいます。
逆に言うと、このフロントエンド商品の品質が高くて、本当に効果のでるものであれば、間違いなく次の商品購入に進んでいただけます。
それが「7.ミドルエンド商品(あなたの売り上げを安定させるためのメイン商品)」です。
単価としては、1~10万円程度で、勿論、フロントエンド商品では感じられない、更なる付加価値を付けていく必要があります。
例えば、40個のオンラインコースを見たい放題で、月に1万円の課金をする月額課金のモデルであったり、3~4ヶ月(ないし、それ以上)の期間をかけてオンラインでサポートをする長期オンラインサポートプログラムであったりと。
フロントエンド商品であれば、どちらかというと単発のものが多かったのですが、ミドルエンド商品は長期にお付き合いをし始める入り口となる商品とも言えます。
人によっては、ここまでの商品で生計を立てられている方もいらっしゃるので、ある意味ミドルエンド商品の利用顧客がある程度増えたら、あなたのビジネスは安定傾向に向かいます。
次に「8.バックエンド商品(高付加価値商品で、顧客と長い年月お付き合いをする)」についてご説明をしていきますね。
バックエンド商品は、対面での長期間に渡って、お付き合いをしていくものであったり、1:1での個人セッションを中心とした、最もあなたと濃い関係を作り出すための商品になります。
価格帯としては、大体10~50万円くらいでしょうか。
ある程度高額の料金を支払って下さる顧客とは、一生の付き合いになることが多々あります。
また、最後の「9.ハイエンド商品(一生付き合える仲間であったり、共同でビジネスをやるパートナーとなっていることが多い)」は、プライベートでのやりとり(携帯番号を渡してくれるとか)が増えてきます。
また、マスターマインドという一生付き合う仲間と過ごすコミュニティですとか、ハイエンド商品の購入者の方とは、ビジネスパートナーとして共にビジネスをやっていくようなスタイルになることもあります。
ビジネスというのは、あなたの提供している全てを通して、一生涯付き合える仲間を募るという側面があります。
ぜひ、あなたも今回のビジネスプロセスをご理解頂いて、小手先のテクニックなどに左右されない知恵を身に着けて頂けたら幸いです。
なお、今回ご紹介したようなビジネスプロセスの理解があるからこそ、ビジネスを成功に導くための一番大切な設計が書けるようになってくるわけです。
手前味噌で恐縮ではありますが、わたしのビジネスコンサルティングは顧客へのヒヤリングを80%以上の時間を費やして、相手の方の頭の中に散らばった情報を整理し、ビジネスの設計図を作成させて頂いています。
明日にでも、ビジネスコンサルティング(体験版)受講生の声をご紹介しますね。
今日は非常にボリュームの多い内容となってしまいましたが、あなたがビジネスを成功させるためには、ビジネスプロセスの理解と、理解したものを実際に構築して、そのうえで、日々の情報発信を通してファンを育て、仲間を集め、ビジネスを通して人生そのものを楽しめるようになって頂きたいなと思いながら、本日の結びとさせて頂きますね。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。