ビジネスを効率化・仕組化・自動化する専門家の佐藤裕介です。
あなたが心からお付き合いしたい理想の顧客と長期に渡って過ごし、顧客も満足し、かつ、ある程度まとまった収入につながる高付加価値商品の作り方後編です。
昨日の例は、トップダウン型(抽象的なテーマから、具体化していくモデル)での高付加価値商品の作り方をお伝えしました。
しかし、あのやり方は、既に提供する商品の内容が、頭の中で整理されており、かつ体系立てて記憶が出来ている時に始めて作れるやり方になってきます。
トップダウン型では、わたしの女性顧客の方もそうですが情報が頭の中でバラバラになっているのと、女性特有の思考なのか、どういう切り口で整理をしていけば良いのかさっぱりわからないという声を聞きます。
例えばパソコンのデスクトップを見ると一目瞭然です。
まず、わたしの画面をスクリーンキャプチャで取得したものですが、典型的な男性特有のデスクトップをご覧ください。(Windows10)
左上のゴミ箱以外のアイコンは一切置いていません。
なぜ、こうなるのかと言うと常にカテゴリーを分けて必要なファイルをフォルダー分けして整理しているからなんですね。
では、次に女性特有のデスクトップをご覧ください。(Mac)
アイコンが溢れています。笑
また、フォルダーのカテゴリー分けですとか階層管理などはほぼやっていないそうです。
わたしは女性顧客が多いのですが、漏れなくこのようになっていますね。
聞くところによると、パソコンのみならず思いついた所にメモ書きを残したり、パソコン内でもファイルがどこにあったのかが全く分からなくなることがザラだそうです。
そもそも、カテゴリーを分けて整理をするのが苦手というか、男性脳と女性脳の根本的な違いということが分かってきました。
この状況からわかることは、トップダウン型の情報整理は女性にはマッチしないんですね。(まれにトップダウンで整理できる方もいらっしゃいますが非常に数は少ないと思います)
世の中には、せっかく男性と女性が分かれているのですから、ビジネスでも得意分野をお互いに任せてストレスなくスムーズにビジネスを進めて行きたいものです。
さて、以上で女性は整理や体系化が苦手なことをご理解した上で、女性向けの高付加価値商品の説明に入っていきます。
漠然としたテーマだとわかりにくいと思うので、今回は、ビジネスパートナーの水元リサさんの高付加価値商品を作った手順を事例としていきますね。
その前に、少し分かり易い例を出していきましょう。
商品には、主に単品である程度の価値を提供する商品と、長い期間と回数をかけて価値を提供していく高付加価値商品があります。
ここを理解するのに良い例が、レストランのメニューです。
イタリアンでもフレンチでも良いのですが、メニューには大きく二種類ありますよね?
それが、
- アラカルトメニュー
- コースメニュー
のことです。
アラカルトメニューは単品で注文する形式で、あなたのビジネスで当てはめると、1~2時間のセッションやコンサルティングやカウンセリングなどが当てはまります。
コースメニューは、単品メニューの組み合わせで構成されていますよね?
以下のものは、正式なフレンチコースメニューの内容です。(わたしは別にフレンチに詳しいわけではなく、ネットで調べただけですので、ご了承くださいね)
- 前菜(オードブル)
- スープ
- 魚料理(ポワソン)
- 口直し(ソルベ)
- 肉料理(アントレ)
- デザート(デセール)
- コーヒーと小菓子(カフェ・ブティフール)
つまり、フレンチコースのメニューのように、あなたの持っているスキルや経験、実際に単品で提供しているセッションなどを組み合わせ、並び変えて作りだします。
では、実際に水元リサさんの高付加価値商品を作りだした事例から整理の方法をご理解頂ければと思います。
まずはじめに、アラカルト(単品)メニューのヒヤリングから開始しました。
水元さんの単品メニューは次の通り。
- リーディング
- チャネリング
- エッセンシャルゴールドヒーリング
- 曼荼羅アートヒーリング
- 演劇的ワークショップ
- 宇宙銀行から60日以内に希望のお金を引き出すスペースATM操作メソッド
- 未来浴ヒーリングセッション
- 未来浴ビジネスセッション
- 猫マインド
- NLPワーク
- ニューロロジカルワーク
- メタモデル
- ミルトンモデル
- Nステップリフレーミング
- マーケティング
- ライティング
- お笑いメソッド
- ステップメールの作り方
まずは単品商品のヒヤリングから開始し、上記のメニューを提供されていることが明らかになりました。
この次は、それぞれの単品商品は「どのような方が、どうなれるための商品なのか?」ということを細かくヒヤリングをしていきました。
例えば、NLPワークの中のニューロロジカルワークであれば、
- 誰が → 「使命がわからなくてモヤモヤしている方」が
- どうなれる? → 「使命を生きている自分と体感レベル繋がって、潜在意識へインストールすることによって自然と使命を生きられるようになる」
という商品の効果(価値)があるわけです。
こういった形で順番に単品メニューから、
「誰が、どうなれるための商品なのか?」
ということを繰り返しヒヤリングして、これ以上出なくなったくらいまで考え尽くして頂いて、出てきた要素を全て並び替えて高付加価値商品を作っていきました。
それでは、最後にまとめです。
- 単品商品を洗い出す
- 単品商品のビフォア・アフターを明確にする(誰が?どうなれるのか?)
- 高付加価値商品の購入が必要な顧客を決める
- 顧客の現状(悩み・不満・不安・不足など)を決める
- 顧客の理想の未来を決める
- 単品商品をどのようなステップで提供したら、無理なく大きな変化を得られるのか順番を並び替える
- 期間を決める(3ヶ月?4ヶ月?半年?1年?)
例えば、今回の水元リサさんの例であれば、単品商品を組み合わせて、たったの4ヶ月で潜在的に眠っているスピリチュアルな能力を花開いて使命を生きられるようになる高付加価値商品を作りだしました。
- ビフォア 毎日モヤモヤしている、自分に自信がない、使命を見つけたい女性
- ステップ1 現状を知り、理想の未来を生きている自分と約束をすることで魂のゴールを決める
- ステップ2 魂の求める使命を確信し、誰にも遠慮することのない自分を手に入れる
- ステップ3 選べない考え方から、自ら選べる考え方へシフトチェンジして、自由を選べる毎日を過ごし、幸せといつも共に生きる自分になる
- ステップ4 本当の自分(ハイヤーセルフ)と繋がり、使命を生きるサポートを日々受け取れる自分に変わる
- アフター 使命が明確になって、他人に左右されずに明確な自分軸が整って、行動がすいすいできるようになる
このように、単品商品から得られるビフォア・アフターの変化を明確にして、並び替えることがボトムアップ型(具体的な商品から抽象的に変えていく)の高付加価値商品の作り方になります。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。