ビジネスを効率化・仕組化・自動化する専門家の佐藤裕介です。
一昨日、昨日のメールを通して、ステップメールの基礎知識のご理解と、実際どのような工程を通してステップメールを作っていくのか、実践的な事例を交えてご説明をさせて頂きました。
少し、復習をしてみましょう。
まず、そもそもステップメール(海外ではオートーメーション)とは何なのか?
ステップメールとは、
あなたの商品の必要性の教育と、あなたとの信頼関係を自動的に育てるツール
ということでした。
また、ステップメールを作成するための3ステップは、
- 対象者の現状と理想の未来を決める
- 基本フォーマットに従って相手が価値を感じられる情報を元に魅力あるタイトルを作る
- タイトルに従って記事コンテンツを作る
以上の理解を通して、実際に原稿を書いていくために、今度は「どのようなITツールを使って書いていけば良いのかな?」という疑問が出てくると思います。
その疑問に答えるのが本日の内容になっていきます。
今日が最終日になりますが、実際にステップメールに登録をして頂くためには、更にいくつかの工程を進める必要があります。
しかし、今回ご紹介した基本項目を押さえないとITツールを使うまでに至らないため、今回は3日で学べるステップメールという感じでメールを組んでみました。
実は、わたし自身も長い間ステップメールを作れないでいました。
その理由は様々ですが、一番大きかったのは「理想の顧客が定まっていなかった」ことに尽きます。
自分の経験・知識・スキルなどを最も求めている方が誰だかわからなかったのですよね。
ですが、逆にここがバチっと決まった瞬間にサクサクと作れるようになったんですね。
わたし自身、システムエンジニアとして20年以上ものキャリアがあるため、ITツールを覚えることや、使いこなせるようになることは容易いです。
ですが「誰に、何を伝えるのか?」ここが定まらないといつまで経っても作れないことを痛感しています。
ちょっと横道に逸れましたが・・・
やっと本題に入っていきます。
今日は、実際に考え出したステップメールのシナリオをどういった形で発想を広げていき、また、広げた発想を具体的に文章に落としていくのか。
また、落とした文章をどのように保管・管理したら良いのかといった内容をお話ししていきます。
まず、利用するのが以下の3つのツールです。
- XMind
- Google Docs
- Googleドライブ
XMindはマインドマップという情報整理のやり方があるのですが、情報整理をパソコンで簡単にできるように設計されたマインドマッピングツールです。(他にも、Free Mind / Mindmeister / Mind Jet / etc… など色々とあります)
次にGoogle Docsですが、これは有名なマイクロソフトのWordのGoogle版とお伝えすると分かり易いかもしれませんね。
Wordと違ってブラウザ(Microsoft IE / Firefox / Google chorme)ソフトがあれば文章の作成と編集が簡単にできます。しかも、後述のGoogleドライブと連携をさせるとファイルの管理が楽々になります。
最後のGoogleドライブは、ファイル共有・管理用のツールになります。
これは、実例をお話ししたほうが分かり易いので、追ってお伝えします。
まずはXMindからご説明をします。
情報整理に非常に便利で、今回のように7日くらいのステップメールになってくると、情報量がそこそこあるので、頭の中にある情報を目に見える形でアウトプットしていきます。
この図では、大きく分けて、
- リード設計(知って頂く)
- オプト設計(興味を持って頂く)
- メインシナリオ設計(信頼して頂く)
- オファー設計(成約して頂く)
という大きなカテゴリーを具体化していきます。
今回は7日間のステップメールの設計ですので、0日(自動返信メール)~7日までのタイトルを最初に記載しています。
ここで大枠の整理と「対象の顧客が興味を持って読み続けるのか?」ということをチェックすることが可能です。タイトルが書けているということは、頭の中にはすでにバラバラでも情報が入っているので、その情報を実際に順不同で書き出しながら、文章の体裁が整うまで具体化と並び替えを繰り返します。
ここが、昨日もお伝えした文章作成のやり方を具体化した部分です。
わたしは、まずはマインドマップで頭の中にある情報を出し尽くして、その後、整理をしながら最終的に文章を作成しています。
この工程を、1日~7日やることによって、ステップメールの原稿が完成します。
ただ、これだけですと、まだ足りなくって、ステップメールに登録したくなるような仕組みがあります。
それが、オプト設計。
正確にはオプトインページの設計ということになるのですが、オプトインとは許可を得るという意味です。
もうちょっとかみ砕いてお伝えすると「ステップメールへメールアドレスを登録して頂いても良いですか?」ということです。
このオプトインページには、大きく分けて、
- コンセプト(一言で対象顧客が興味を持てる言葉)
- 現状(対象顧客の現状(悩み・不安・不満・不足・望み)
- 理想の未来(対象顧客が得たい状態)
- 特典(ステップメールへの登録を後押しするような魅力的な特典)
- お客様の声(あれば。なければ、自分のストーリーを)
- プロフィール
という項目に分かれていきます。
このあたりは長くなるので、明日以降のメールでオプトインページの基礎知識と実際の作り方をお伝えしていきたいと思います。
オプトインページの概要が理解できたと思うので、次です。
次は、作ったオプトインページを「見込み客の方にどこで見つけてもらうのか?」ということがテーマになっていきます。
そのためにリード設計(Leadで、見込み客以前の方になります)をしていく必要があります。
ここは馴染みのある言葉が並んでいると思いますが、いわゆる日々の情報発信をする場所ですね。
例えば、アメブロであったりFacebookやTwitterであったりと。
どのメディアに「あなたの理想の顧客が多くいるのか?を見極めながら情報を発信していく必要があります。
ちょっと例えが微妙かもしれませんが、海の魚を釣るのに、川魚のエサを使っても釣果は見込めないということですね。
あなたの知識・経験・スキルを求めている人は、どのようなメディアを普段良く見ているのか?
それが、リード設計の大きな役割になってきます。
次にオファー設計。
実際にステップメールを最後まで読んで頂いた方は、あなたの商品やあなた自身に興味や信頼を持てています。
ですから、あなたからのオファーをある意味で待ってくれている心境になっているので、何らかの提案をしてあげることが大切です。
「ステップメールを読み終わった方は、次はどのような提案を受けたいのだろうか?」
と、設計時は顧客の心理状態をとにかく注目しておいてくださいね。
さて、非常に長くなりましたが、以上がXMindを使った情報整理法になります。
ここで整理した情報を元に、実際にステップメールの文章を起こして、パソコンなどのITツール上で保管・管理するのに一番優れているのがGoogle DocsとGoogleドライブだと思います。
このご説明は文章よりも動画のほうが良いかと思って、今日は動画を撮影したのでそちらをご覧頂ければ幸いです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。